1992.5.21-2022.5.21
THE YELLOW MONKEY
major debut 30th anniversary
(C)Yoshimitsu Umekawa
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1992.5.21-2022.5.21
(C)Yoshimitsu Umekawa
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(C)Yoshimitsu Umekawa
THE YELLOW MONKEYは、1992年5月21日「Romantist Taste」でデビュー。
2022年はデビュー30周年を迎えます。
ここまでに数多くのロックアンセムを世に放ってきたバンドですが、
2001年の活動休止、その後の解散を経て、2016年に再集結を果たしました。
その再集結の発表の記念日でもある1月8日(土)より、各音楽配信サービスにて30曲のベストソングを集めた
「30Years 30Hits」のストリーミング配信をスタートしました。
この30曲のセレクションはTHE YELLOW MONKEYがデビューからシングルカットされた楽曲、またカラオケで歌われ、
現在のサブスクリプションにてトップソングとして聴かれている楽曲達や、
タイアップで起用された楽曲から、長くライブでパフォーマンスし愛され続けてきた楽曲達を集めた、
まさに“THE YELLOW MONKEY代表曲30選”です。
1996年にリリースされたバンドの代名詞とも言える「JAM」から始まり、
2019年にリリースされた最新アルバム「9999」にも収録され、TBSテレビ系「NEWS23」エンディングテーマとしても起用されていた「Changes Far Away」まで、デビューから所属してきた各レーベルの垣根を超えた、新旧を織り交ぜたベスト集。
この全30曲は新たにリマスタリングした音源で、
Apple Musicなど対応している一部の配信サービスではハイレゾ音源でも楽しむことができます。
色褪せない名曲を改めて感じてください。
他、各ストリーミング音楽配信サービスにて好評配信中!
Apple Music、Amazon Musicなど高音質再生対応の配信サービスではハイレゾ音源でお聴きいただけます。
※高音質再生に関する詳細は各配信サービスにお問い合わせください。
THE YELLOW MONKEYのライブ・アルバム「Live Loud」を
Dolby Atmosによる空間オーディオで!!
「Live Loud」は、2019年12月28日のナゴヤドーム、2020年2月11日の京セラドーム、
そして本来であれば、2020年4月4・5日に開催されるはずだった東京ドームがコロナ拡大により中止となり、
ライブというものが大きく変わった中で 開催された、11月3日の東京ドームの3公演より、
全48曲79テイクからファン投票をもとに収録した作品。
シングル曲を中心としたラインナップで固めた15曲に加え、
THE YELLOW MONKEYのライブには欠かせない重要な役割を担う楽曲12曲を収録し、
更にボーナストラックには2017年に開催された福岡のヤフオクドーム(現PayPayドーム)のオープニングナンバーを収録した全28曲。
東京ドームの「JAM」や「バラ色の日々」は、歓声が出せない状況でのライブパフォーマンスだった。
個々に録音したファンからの歓声を、事前に集めて会場で流すという前代未聞の「Sing Loud」企画も実施した公演で、
その歓声もそのまま収録された貴重なライブ音源だ。
そんなTHE YELLOW MONKEYのライブ・アルバムのベスト盤を、
今回、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedでは、Dolby Atmosによる空間オーディオで楽しむことができる。
今一度、この「Live Loud」を堪能して頂きたい。
THE YELLOW MONKEYのデビュー30周年を祝うため、今までに所属してきたレーベルより作品を続々リリース!
1992年のデビュー時に所属していた日本コロムビア、1996年以降所属のファンハウス(現アリオラジャパン)、
そして現在所属しているワーナーミュージック・ジャパンから貴重な音源・映像作品を発表。
各レーベルが集結し、1年間を盛り上げていきます。
2022.04.14 Release
1992年に発売されたメジャー1stアルバム「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)」のDeluxe Edition盤。
[CD ONE]は「THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)」のNew Mix Edition盤となり、吉井和哉自らが監修。1992年当時のマルチ録音テープにたち戻り、Suchmosやドレスコーズなどの作品を手がけてきたエンジニア藤井亮佑氏が新たにミックスを施し、30年の時を経て最新ヴァージョンとして生まれ変わる。[CD TWO]には当時のリハーサルテイクを収録。[DVD]にはデビュー当時の未発表を含むライブ映像を収録。さらに、当時メディア関係者へのみ配布されていた「嘆くなり我が夜のファンタジー」のデモ・カセットテープが復刻封入され、フォトブックレットも同梱される永久保存版の豪華BOX。
¥9,350tax in
2022.05.11 Release
2000年5月10日に開催されたツアー最終日横浜アリーナ公演を完全収録。
DISC1は初公開となるライブ映像6曲に加え、2000年発売のツアー・ドキュメンタリー「SPRING TOUR」、2004年発売の「THE YELLOW MONKEY LIVE BOX」に収録されている15曲も今回の作品のために再編集を行い、一本のライブ作品に生まれ変わっている。初回生産限定盤には、ツアー終了直後の2000年5月15日に日本大学文理学部で行われたゲリラライブ全3曲も完全収録。
DISC2は2000年に発売した、インタビュー映像も含まれたツアー・ドキュメンタリー作品“オリジナル”「SPRING TOUR」にアップコンバートを施し、当時の映像をより鮮明に映し出し再収録。
DISC3・DISC4には横浜アリーナ公演のライブ音源を収録したCD2枚が同梱され、4枚組の初回生産限定BOXとなる。
併せて、横浜アリーナ公演のみを収録した通常盤Blu-rayも同時発売。
【初回生産限定盤】
¥11,000tax in
【通常盤】
¥5,500tax in
2022.07.20 Release
20万人を動員したツアー「THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR2019 -GRATEFUL SPOONFUL-」のコンプリート映像BOX作品。
4パターン(♦♥♣♠)のセットリストにより挑んだ本ツアーから4公演を全編完全収録。
さらにTHE YELLOW MONKEY史上初となるツアー全27公演の「メンバー紹介映像」をそれぞれ4マークごとのディスクに特典として収録する。
ジョーカーには、開催の当日に会場が発表され「30周年30分30円」で話題となったLa.mama公演と、「世界最速先行試聴会」と題してメンバーがサプライズで登場し、生パフォーマンスを届けた前代未聞の日本武道館公演の模様を完全収録。
また、ツアーに同行した数々のカメラマンによる全84ページのスペシャルブックレットも封入される。
バンドの激動の2019年を詰め込んだ、まさに永久保存版。
¥27,500tax in
2023.01.11 Release
メジャーデビューアルバム「THE NIGHT SNALIS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギ―)」から最新タイトル「9999」までのオリジナルアルバム9タイトルに加え、ボーナスディスクとして1991年リリースのインディーズアルバム「BUNCHED BIRTH」を収録した全10タイトル19枚組で、各タイトルのジャケットをイメージした配色のスプラッターレコード。
スプラッター・レコードとは
盤面に液体が飛び散ったような模様を施したレコードです。その製造工程によって模様はすべて異なり、ひとつとして同じ模様のレコードはありません。
全作 2023.01.11 Release
「THE NIGHT SNALIS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギ―)」から「8」までのアナログレコード(黒ディスク)も同時リリースされる。(「9999」のアナログ盤は既に発売中)
各 ¥5,500tax in
1st ALBUM
「THE NIGHT SNALIS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギ―)」
(1992年作品)
2nd ALBUM
「EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンスムービー)」
(1993年作品)
3rd ALBUM
「jaguar hard pain1944-1994」
(1994年作品)
4th ALBUM
「smile」
(1995年作品)
5th ALBUM
「FOUR SEASONS」
(1995年作品)
9th ALBUM
「9999」
(2019年作品)
CONTENTS
THE NIGHT SNAILS AND PLASTIC BOOGIE
(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギー)
<Deluxe Edition>
2022年4月14日(木)発売
COZP-1889〜1891 ¥9,350 tax in
[CD ONE] NEW MIXES
1. Song For Night Snails
2. Subjective Late Show
3. Oh! Golden Boys
4. Neurotic Celebration
5. Chelsea Girl
6. 不愉快な6番街へ Unpleasant 6th Avenue
7. This Is For You
8. Foxy Blue Love
9. 真珠色の革命時代 Pearl Light Of Revolution
10. Romantist Taste
11. Walkin’ In Sunshine
[CD TWO] STUDIO REHEARSALS
1. THE NIGHT SNAILS
2. SUBJECTIVE
3. うま
4. NEUROTIC
5. CHELSEA GIRL
6. AVENUE
7. THIS IS FOR YOU
8. FOXY GROOVER
9. PEARL LIGHT
10. ROMANTIST TASTE
[DVD]
LIVE AT NISSIN POWER STATION -1993.1.26-
1. Welcome To My Doghouse
2. Love Is Zoophilia
3. Chelsea Girl
4. Fairy Land
5. Lovers On Backstreet
6. This Is For You
7. Hang Onto Yourself
8. Vermilion Hands
9. Neurotic Celebration
10. 4000粒の恋の唄
11. Subjective Late Show
12. 審美眼ブギ
13. Foxy Blue Love
14. Romantist Taste
EXTRAS
1. Suck Of Life -Omiya FREAKS 1992.4.21-
2. Sleepless Imagination -Omiya FREAKS 1992.4.21-
3. 真珠色の革命時代 Pearl Light Of Revolution -Shibuya ON AIR 1992.7.30-
[CASSETTE TAPE]
1. 嘆くなり我が夜のファンタジー –Chorus Demo-
2. 嘆くなり我が夜のファンタジー -Demo-
*カセットテープ収録曲がDLできるミュージックコネクティングカード封入
(ダウンロード期間:2022年4月13日(水)00:00〜2023年4月12日(水)23:59まで)
●フォトブックレット封入
CONTENTS
SPRING TOUR "NAKED"
2022年5月11日(水)発売
【初回生産限定盤】BVXL-100~103 ¥11,000 tax in
【通常盤】BVXL-104 ¥5,500 tax in
【初回生産限定盤】
●DISC1
<2000年5月10日 横浜アリーナ公演>
1.楽園
2.FINE FINE FINE
3.サイキックNo.9
4.I Love You Baby
5.VERMILION HANDS
6.SECOND CRY
7.A HEN な飴玉
8.薔薇娼婦麗奈
9.HEART BREAK
10.DEAR FEELING
11.創生児
12.SPARK
13.聖なる海とサンシャイン
14.ROCK STAR
15.SHOCK HEARTS
16.甘い経験
17.バラ色の日々
18.悲しきASIAN BOY
19.WELCOME TO MY DOGHOUSE
20.SUCK OF LIFE
21.JAM
<2000年5月15日 日本大学文理学部ゲリラライブ>
22.サイキックNo.9
23.I Love You Baby
24.パール
●DISC2
<2000年発売ライブ・ドキュメンタリー作品「SPRING TOUR」>
MAIN FEATURES
1.DEAR FEELING
2.HEART BREAK
3.楽園
4.SECOND CRY
5.創生児
6.SHOCK HEARTS
7.甘い経験
8.バラ色の日々
9.悲しきASIAN BOY
10.サイキックNo.9
11.パール
EXTRA FEATURES
12.I Love You Baby
13.SUCK OF LIFE
14.JAM
15.SPECIAL ANOTHER INTERVIEW
●DISC3/DISC4
<2000年5月10日 横浜アリーナ公演ライブ音源CD>
DISC3
1.楽園
2.FINE FINE FINE
3.サイキックNo.9
4.I Love You Bby
5.VERMILION HANDS
6.SECOND CRY
7.A HEN な飴玉
8.薔薇娼婦麗奈
9.HEART BREAK
10.DEAR FEELING
11.創生児
12.SPARK
13.聖なる海とサンシャイン
14.ROCK STAR
15.SHOCK HEARTS
16.甘い経験
DISC4
1.バラ色の日々
2.悲しきASIAN BOY
3.WELCOME TO MY DOGHOUSE
4.SUCK OF LIFE
5.JAM
6.ゴージャス(2000年4月19日マリンメッセ福岡公演)
7.RED LIGHT(2000年4月19日マリンメッセ福岡公演)
8.熱帯夜(2000年4月15日大阪城ホール公演)
9.嘆くなり我が夜のFantasy(2000年4月19日マリンメッセ福岡公演)
●写真集「SYN THE YELLOW MONKEY LENSMAN MITCH IKEDA」よりフォトカード封入
【通常盤】
●DISC1
通常盤は2000年5月10日 横浜アリーナ公演のみの収録となります。
CONTENTS
『THE YELLOW MONKEY SUPER JAPAN TOUR 2019 -GRATEFUL SPOONFUL- Complete Box』(Blu-ray5枚組)
完全生産限定盤
2022.7.20発売 / ¥27,500(税込) / WPXL-90262/6
<収録内容>
♦(ダイヤ)DISC1:
2019年8月3日 宮城セキスイハイムスーパーアリーナ公演
「9999+1」収録の同公演にMCも加えた全編ノーカット編集版にて初Blu-ray化(全20曲)
特典映像:♦全8公演のメンバー紹介映像を計30分収録
♥(ハート)DISC2:
2019年7月7日 さいたまスーパーアリーナ公演
未公開曲・MCを加え、全編新規編集版(全20曲)
特典映像:♥全8公演のメンバー紹介映像を計42分収録
♣(クローバー)DISC3:
2019年8月8日 日本武道館公演
未公開公演による全編初映像化(全21曲)
特典映像:♣全7公演のメンバー紹介映像を計62分収録
♠(スペード)DISC4:
2019年9月22日 熊本グランメッセ公演
生中継時とはまったく違う全編新規編集版(全22曲)
特典映像:♠全4公演のメンバー紹介映像を計29分収録
(ジョーカー)DISC5:
2019年8月6日渋谷La.mama「Private Gig」(全6曲)
全編ノーカット編集版にて初パッケージ化
2019年3月28日 日本武道館「9th Album[9999]世界最速先行試聴会」(全13曲)
未公開部分を加えた全編ノーカット編集版
※全編ノーカット編集版は、「全曲」「全MC」をノーカットで収録しております。作品を制作する上で、曲間やアンコールまでの間を一部編集している箇所がございます。
▪️アート・ディレクター・グループRocket & Winkによる、透明スリーブ付き豪華スペシャルパッケージ仕様
▪️ツアーに同行した数々のカメラマンによる全84ページのスペシャルブックレット封入
▪️トリプル購入者特典応募シリアル封入(応募締切:2022年8月31日(水)23:59まで)
Coming Soon
MEMBER COMMENT
菊地英昭
今回この作品をリミックスするにあたって、記憶の中にある当時のまだまだ青くて荒削りなテイクや世界観、いろいろと詰め込もうとしたものが、暴れまくる作品になるんだろうと思っていたのだけど……いい意味で違った。暴れまくるのは合っていたけれど、なんとも演奏も世界観も記憶より完成度が高かった。
考えてみればデビュー前はコンスタントにライヴもやっていたし、リハーサルだってそれ以上にやってお互いを高めあっていたからね。曲だってたくさん作っては編曲しまくっていたし、もう音楽の運動神経がバリバリだった。そんな時間を過ごしていた時に作ったアルバムが悪いわけがない!!笑笑
今回、それを再確認できたのがとても嬉しかったな。
廣瀬洋一
何よりもまず記念すべき我らがファーストアルバムが、30年の時を経てこんなサイコーな状態で2022年に生まれ変わっていることにとても感動している。
デビューアルバムに込めた当時のメンバーや携わってくれたスタッフの想いが、新しい装いで見事に蘇っている。
自分の世界に浸って聴いて感激していると、もう1人のちょっと冷静な自分が「おいおい、何を今更!30年前に既に一丸となって感動的な作品を生み出して、既にバンドのコアは仕上がってたんだぞ!」と囁いたりもする。
いずれにせよ、このリミックスの完成こそ「デビュー30周年記念作品」の“ど真ん中”に相応しいと思う。
当時のライヴ映像も秘蔵画像もデモやリハーサル音源も、付随する全てが超絶レアで蒼く、愛おしさすら感じる。
菊地英二
生まれて初めての合宿レコーディング。河口湖のスタジオでした。幅数m、高さ5mはあろうかというガラスの向こうには富士山が迫り来るようにそびえ、その大きなガラスの前にドラムをセッティングしてレコーディングしました。日本一の富士山を目の前にして「自分は小せえなぁ…」などと思ったものでした。
今回、新たにリミックスされたサウンドは空間的な広がりが出て、グルーヴも格段に増し、尚且つグラム感もふんだんに残されている仕上がりで非常に気に入ってます。私たちの1stアルバムに新しい息吹が吹き込まれた、そんな感覚です。今後はこちらの作品がデフォルトでも良いかな、と思うくらいです。
あれから30年、日本一になれたかどうかは別として、THE YELLOW MONKEYはTHE YELLOW MONKEYでしかありえない唯一無二のバンドになれたとは自負してます。
そのスタジオは残念ながらもう取り壊されてしまいました。形のあるものはいつかは壊れてしまいますが、音楽は永遠に残るものだと思ってます。そして、こうして新たに生まれ変われることもあるのだなぁと感慨しきりです。
MEMBER COMMENT
吉井和哉
実は個人的にとても好きな時代のイエローモンキーです 。一年で113本の長い過酷なロングツアーや、時代の流れを肌で感じ出した平均年齢34歳のこのバンドも冬を迎えだしました。冬の曲も心なしか増えていきました。
だから僕はあえてこのツアーを『SPRING TOUR』と名付けました。逆境だったけど絶対に負けたくなかった。当時いろいろなことに疲れてしまった僕は事務所の一室に集まったメンバーや首脳スタッフの前で「自分をクビにしてほしい」とわがままを言って重たい空気にしてしまい、そのすぐ直後に「JAM」を世に出してくれたコロムビアレコードのプロモーターの訃報を知らされることになりスプリングツアーは始まりました。
そしてツアーの後、彼に「パール」を捧げました。イエローモンキーをまた真珠色に戻したかったのかもしれません。
この作品はその全ての混沌の中、メンバーの誰とも目を合わせられず、ひたすらイエローモンキーがROCKをやることに拘りぬいた時代の作品です。
菊地英昭
『SPRING TOUR』、とても印象深いツアーだった。バンドがもがいていたという背景が必ずしも悪いことばかりではないはず、と個人的には思わせてもらえる。確かにそれまでのきらびやかさはトーンダウンしドロドロだけど、なんとも艶か。何が正解なんて誰にもわからないのに、むしろもしかして正解なんてないのかもしれないのに、それを探そうと必死になってるような。でもエッジィーで攻撃性を持っていて、どこかに飛んでいってしまいそうなこのスタイルは今見ても聴いても好きだ。もちろん今だからいろいろ感じられるし言えるのかもしれないけれど、美学的にも成立していてとてもスリリングでドキドキする。
廣瀬洋一
2000年当時の緊迫感のあるヒリヒリした心情と、2022年の今感じる心地よい違和感が交錯する。
色々な意味で“あの頃”の“あの状況”じゃなきゃ出来なかったであろう『SPRING TOUR』。
これほどまでに時期によって感じ方が変わるツアーはないと思う。解散していた間は、「最後のアリーナツアー」という目線で見えていただろうし、再集結後はメンバーの間でもクオリティも評価もかなり高い好印象なツアーだったという共通認識がある。
どんな時代も一生懸命一途に活動してきたバンドのヒストリーの紛れもない重要な1ページだ。
菊地英二
改めて、このモードのTHE YELLOW MONKEYは後にも先にもこの時しか見られないものだと再確認しました。
2000年という時代の変遷期であり、そしてパンチドランカーツアーを終えて新しいバンドの有り方を模索する過渡期のTHE YELLOW MONKEY。その想いの多くが詰め込まれたライブツアーだったと思います。
その後の休止、解散を経ての再集結から今に至るまでのバンドやドラムのグルーヴというものを構築する礎となりました。この色濃い一年があるからこそ今がある、今は素直にそう思えます。
MEMBER COMMENT
吉井和哉
2001年に凍りついたイエローモンキー を解凍させて、初のLAレコーディングを経て、「9999」というアルバムを完成させ、それを引っ提げての全国アリーナツアー。
ある意味独裁的な90年代のイエローモンキーから「みんなで作るイエローモンキー」にシフトを変え、4種類のツアーメニューにも挑んだ画期的なツアー。
ニューアルバムの試聴会を武道館で、しかもシークレットでご本人生演奏で行うなど、ドSスタッフによる斬新なアイデアに全て応える平均年齢50歳のエイジアンボーイ。
全国各地でTHE YELLOW MONKEYの電飾看板を再度輝かせるステージに立たせてもらい、「THE YELLOW MONKEY IS MY LIFE」と新たに胸に刻んだツアーでした。
菊地英昭
はじめ4パターンのセットリストのアイデアを聞いたときは、唖然としたと同時にどこか何かのスイッチが入ったのを覚えてる。今までのツアーとは違う感覚のやり遂げる努力の必要性、それと反するように刺激的な何かが待っているのでは?という期待感、それらが混じり合って前のめりになるほどに音を出したかった。もちろん19年ぶりのニューアルバムのライヴツアーなので、まわりからの期待も大きかったのはあるから、それに対する高揚感や使命感が背中を押してくれたのもあるかもしれないけれど。始まってみると毎夜似た空気感の中で進んでいくことはやはりなく、一曲一曲に丁寧に向き合いながらライヴを進めていくことができたのが本当に貴重な体験だったなぁと思う。
廣瀬洋一
今改めて「再集結して良かった。アルバム『9999』を制作しリリース出来て良かった。」と心底思える作品。
トランプの4つのシンボルになぞらえての4つの異なるセットリスト。こうして全部揃うとそれぞれの特徴的なキャラクターを持った生き物のようにさえ感じる。
個人的には、ジョーカーとして収録された「日本武道館での試聴会サプライズライヴ」と、「渋谷ラママでのチケット代30円公演時間30分のライヴ」をも収録出来たことで喜び倍増。
「楽曲を制作し、レコーディングしてアルバムを創り、それをもってツアーをするのがバンドの基本的な活動だ。」ということを改めて実感したし、『9999』のリリース〜「GRATEFUL SPOONFUL」ツアー〜デビュー30周年のドームツアーと繋がっていく2019年の軌跡として、こうして作品化できたことが何よりとても嬉しい。
菊地英二
再集結から3年、「9999」というアルバムをリリースした事で21世紀という時代に礎を築く事が出来、この「GRATEFUL SPOONFUL」というツアーを行う事で、それまでの再集結ありきの活動からようやく地に足が付いた活動が出来ているという実感が湧きました。このツアーはご存知の通り4種類のセットリストで行われました。一つの演奏メニューを突き詰めて熟成させていくのも良いのですが、このツアーのように毎回違うセットリストで演奏していく事で予定調和で終わる事が決して無く、毎回一曲一曲を新鮮に感じる事が出来たのは新しい大きな収穫でした。同じ曲でもメニューの場所、前後の曲、会場ごとに違う雰囲気、はたまたその日の感覚で全く違う表情を見せ、そして見え方、その曲の性格までもが変わってくるのを感じて堪能しながら廻ったツアーでした。今回ようやくその4つのセットリスト全てをコンプリート出来ますので、その辺りも楽しんで頂ければと思います。
CONTENTS
<収録内容>
DISC1-2
1992年作品 1st ALBUM
「THE NIGHT SNALIS AND PLASTIC BOOGIE(夜行性のかたつむり達とプラスチックのブギ―)」
DISC3-4
1993年作品 2nd ALBUM
「EXPERIENCE MOVIE(未公開のエクスペリエンスムービー)」
DISC5-6
1994年作品 3rd ALBUM
「jaguar hard pain 1944-1994」
DISC7-8
1995年作品 4th ALBUM
「smile」
DISC9-10
1995年作品 5th ALBUM
「FOUR SEASONS」
DISC11-12
1997年作品 6th ALBUM
「SICKS」
DISC13-14
1998年作品 7th ALBUM
「PUNCH DRUNKARD」
DISC15-16
2000年作品 8th ALBUM
「8」
DISC17-18
2019年作品 9th ALBUM
「9999」
DISC19
1991年作品 INDIES ALBUM
「BUNCHED BIRTH」
Profile
吉井和哉、菊地英昭、廣瀬洋一、菊地英二のラインナップで1989年12月から活動。グラムロックをルーツに持つ独自のグラマラスなスタイルで人気を博し、1992年5月メジャーデビュー。
ライブの動員、CD売上ともに90年代の日本の音楽シーンを代表するロックバンドとなるも、2001年1月8日東京ドームでの公演終了後、活動を休止。その後も休止状態のまま、2004年に解散。
2016年1月8日、再集結を発表。22万人を動員した全国アリーナツアーを皮切りに、フェスへの参加や全国ホールツアー、15年ぶりの新曲リリースなど精力的に活動し、大晦日にはNHK紅白歌合戦への初出場を果たす。2017年にはベストアルバムの新録盤や3ヶ月連続配信リリース、再集結の一年間を追ったドキュメンタリー映画「オトトキ」の公開などを経て、17年ぶりとなる東京ドーム公演を開催。
2018年、全シングル・アルバムの全世界配信を開始。2019年4月、19年ぶり9枚目となるオリジナル・アルバム『9999』をリリースし、同作を携えた全国アリーナツアーは大成功を収める。
結成30周年を迎えた2019年12月28日のナゴヤドーム公演を皮切りに、バンドのキャリア史上最大規模となる初の東名阪4公演ドームツアーが開幕したが、新型コロナウイルスの影響によりファイナルの東京ドーム2daysが見送りになる。
それに替わる新規公演として、2020年11月3日東京ドーム、11月7日横浜アリーナ、12月7日国立代々木競技場、12月28日日本武道館を開催した。
吉井和哉
僕たちの記念すべきファーストアルバムのコンプリートBOXです。
期待と不安がいたるところに溢れていますが、絶対的な自信も奥底に秘めている時代の作品です。絶対に見られたくなかった写真も満載です。
カタツムリやオンエアに相応しくない歌詞やMVで照れ隠しした純度100%のメロディ。
この頃のイエローモンキーはまさに真珠色でした。2022年に生まれ変わったファーストアルバムのNEW MIXも是非聴いてほしいです。アニーが「当時この音で発売されてたらもう少し売れてたかもしれない!」と言ったほどです。